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外国語TIPS

実は韓国語!? 知られていない韓国語の秘密

作者からひとこと
韓国文化・韓国語の魅力に触れ社会人になってから留学・ワーキングホリデーを行い、2年ほど在住。その際にTOPIK6級を取得しました。数十回を超える渡韓歴を持ち、現在は日本と韓国を行ったり来たりしながら大好きな韓国文化に触れています。現地では日本語教育や翻訳活動に従事し、現在はフリーランスとして日本語教育・翻訳活動を行っています。字幕翻訳についても修了済み。いつも頭の中は韓国の事でいっぱい。知れば知るほど韓国って面白い・素敵な国!と韓国沼にハマる日々を過ごしています。

日本と韓国。文化も似ている部分がありますが、実は韓国語と日本語も似ている部分があるのをご存じですか。
韓国語を勉強し始めると、日本語と韓国語で同じ発音をする言葉に出会うと思います。酸素(산소)や温度(온도)、気分(기분)など、これらの単語は全く同じ発音。でも、これはほんの一部に過ぎないんです。紹介した言葉のように発音自体が全く同じということも多いですし、発音が似ている言葉まで合わせると数えられない程あるんですよ。
また、韓国語由来だと言われている日本語があるのをご存じですか。それは「自転車」。日本人は自転車を「チャリンコ(略してチャリ)」と言いますよね。実は韓国語で自転車は자전거(チャジョンゴ)というんです。どうでしょう、発音似ていませんか。この자전거(チャジョンゴ)が少しずつ変化して日本で「チャリンコ(チャリ)」と呼ばれるようになったそうです。
反対に韓国で普通に使われている日本語もあるんです。たくさんありますが、その中でも有名なのは오댕(おでん)ではないかと思います。おでんと言えば韓国のソウルフードの一つ。ただ、日本で想像するおでんとは少し違い、韓国のおでんは練り物を太い串に刺し、出汁で煮た物のことを言います。旅行で訪れた時に屋台で見た方も多いのではないでしょうか。少し違いがありますが、日本語がそのまま使用されているんですよ。
このようになぜ同じ発音の言葉や似たような言葉が使われているのか、お互いの言語をそのまま使用しているのか気になりませんか。それは日本・韓国共に、元々は中国の影響を大いに受けているから。両国とも中国から漢字語が伝わったことにより発音が似たと言われています。現在、韓国ではハングルが主となっていますが、以前は漢字語も多く使われていましたし、新聞やニュースなどではいまだに漢字を使うこともあるんですよ。街中を見渡すと看板に漢字がチラホラ。日本人にとっては旅行時にそれが手助けになることも多々あります。
また、韓国の方に話を聞くと昔(と言ってもつい最近まで)は学校教育でも漢字を学ぶ機会があったそうです。ただ使用機会が徐々に減っていることもあり、残念ながら学ぶ機会も少なくなっているそうです。
そんなこともあり、発音が似たと言われている両国の言語。韓国語の勉強をスタートさせる時には、このような発音が似ている言葉から始めると覚えやすいと思います。ぜひ似ている言葉を探してみてくださいね。

韓国語ー日本語翻訳家 Mayuka