ロシア人とのコミュニケーション
日本の隣国であるロシア。石油や天然ガスなど豊富な資源を有し、ビジネス面での存在感も強い国です。
また日露両国は、2020年~2021年を「日露地域・姉妹都市交流年」としてさまざまな交流事業を展開しており、日露間の交流は、文化・政治・経済などの多方面でますます活発になりつつあります。
ロシア人と交流する機会は今後も増加することが見込まれますが、ロシア人のコミュニケーションにはどのような特徴があるのでしょうか?
ロシア人はおもてなし好き
ロシア人は、実はおもてなしが大好きな国民です。
ビジネスなどでロシアに訪問する機会があった時、帰り際にたくさんのお土産を渡されることも珍しくありません。
またオフィシャルな挨拶の場であっても、ロシア人は相手への感謝を伝えるために、言葉を尽くして心を込めたスピーチを披露する傾向があります。
たくさん話すことは、ロシア人にとってはおもてなしの一部なのです。
しかし時には、ついつい言葉に熱がこもってしまい、話が長くなりすぎてしまうことも、ロシア人のコミュニケーションの特徴です。
さらに日本語と比べてロシア語は1単語が長いものが多いため、日本語と同じ内容でも、ロシア語に通訳すると必然的に長くなってしまいます。
そのため、ロシア人との会議や視察などでは、余裕を持ったタイムスケジュールを組むことをお勧めします。
ロシア人との挨拶の仕方
挨拶はコミュニケーションの基本ですが、国による習慣の違いに注意する必要があります。ロシア人と挨拶する時には、何かルールがあるのでしょうか?
ロシア人の挨拶は基本的には握手です。ヨーロッパで見られるチークキス(頬にキスする挨拶)はありません。親しい間柄ではハグをすることもありますが、相手が異性の場合は握手のみとするのが無難でしょう。